「イルカ・クジラにふれて地球を知る」特定非営利活動法人 海の環境教育NPO bridge


連続キッズ・ワークショップ  イルカ・クジラに触れて地球を知る
~ 平成18年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成事業 ~
主催:bridge/親子イルカ倶楽部
後援:神奈川県教育委員会  藤沢市教育委員会
協力:新江ノ島水族館 なぎさの体験学習館  AQA鬼怒川商事  
    国立科学博物館 JEAN/クリーンアップ全国事務局
実施期間:2006年5月10日~10月14日
対象年齢:小学校4~6年生ぐらい
5月20日(土) 連続キッズ・ワークショップ
第1回「実物大のイルカ・クジラをつくろう! ~イルカ・クジラってなんだ?」
会場:なぎさの体験学習館および新江ノ島水族館、江ノ島西海岸
ファシリテーター:渡辺未知
ミナミハンドウイルカ実測データ提供:国立科学博物館
型紙監修:山田格(国立科学博物館動物第一研究室室長)

連続ワークショップの第1回は、伊豆諸島・御蔵島に生息するミナミハンドウイルカを実物大でつくることにより、イルカの体のしくみを知ろう!というものです。
小さく分けられたイルカの型紙を、合成樹脂シートを使って実寸大に拡大し、ヒレや胴体を張り合わせ、最後に口もとから空気を送り込むと部屋の中に実物大のイルカの出現です。
その後、水族館で生きたイルカを観察、体の構造を学びました。さらにワークショップの最後には、現在地球上で最も大きい生き物、シロナガスクジラがビーチに登場。その出会いの感動は、子どもたちを雄大な海の世界へ導いていきました。
漠然としたイルカやクジラへの興味を、製作を通して細部にわたる観察へと導き、そこからイルカ・クジラの生態に関心を持たせる、“知る”意欲を育てることを目的に実施いたしました。

 

 実物大のイルカの型紙を写して、切って、貼り付けて…

 実物大のイルカ完成!

 本物のイルカも観察

 実物大のシロナガスクジラ、体長24mを実感!
6月10日(土) 連続キッズ・ワークショップ
第2回「水族館のイルカたち~イルカの体を知ろう」
実施場所:なぎさの体験学習館および新江ノ島水族館
講師:野村綾(なぎさの体験学習館学芸員・飼育技師)

水族館がイルカたちの健康管理のために、定期的に行っている健康診断を見学。イルカがトレーナーの指示に従って、体重計に乗ったり、おしっこを出したり…。驚くことがいっぱいでした。
病気になったときの治療方法や薬の話も聞き、水族館のイルカの生活から、イルカを生物として実感しました。
海洋ほ乳類独特のからだのしくみを学びながら、生物としてのイルカを実感すること。それが第2回のテーマです。
 
餌の作り方を聞きました


 実物大のイルカの尾びれ。 イルカの採血はここで取ります


 イルカの尿を採って、健康状態を調べる


 イルカのおしっこは温かかった! 体温を実感
7月2日(日) 連続キッズ・ワークショップ
第3回「野生イルカの研究者になろう!~御蔵島のイルカの行動と社会を学ぶ」
会場:なぎさの体験学習館および新江ノ島水族館
講師:キャサリン・ダジンスキー

伊豆諸島・御蔵島に生息する野生イルカの生態研究を海洋生物学者キャサリン・ダジンスキー博士を招いて、実際に調査のために今年御蔵島で撮影した水中映像を用い、イルカの生態や行動、海での生活の様子、生息環境などを楽しく学びました。
また野生イルカの生活をゲームで体験。海の暮らしを少しだけ実感できました。個体識別方法を学び、水族館でカマイルカの識別をしたり、間近でイルカを観察しイルカの耳や噴気孔のなかも見せてもらいました。

 
 子どもたちに指導をするダジンスキー博士

 

 イルカの吻をつくり、餌をとるゲームをしたりしながら、海でのイルカの生活を学びました


 野生イルカの水中映像などをみながら、野生のイルカの行動を学びました

 
 水族館でイルカの歯・耳・噴気孔などを観察
7月30日(日)・27日(日) 連続キッズ・ワークショップ
特別講習「イルカの海を知るための スノーケル教室」
会場:神奈川県・葉山一色海岸
器材協力:AQA鬼怒川商事
講師:大嶽隆(環境教育事務所ネイチャーズ・アイ)

都市部に近い海・一色海岸でも、魚をはじめとする多くの海生生物が観察できます。生物を観察する楽しさのなかで、海に馴染み、イルカの棲む外洋でも安全にウォッチングができるように、スノーケル技術を学びました。
各回とも、さまざまな魚の他、ウミウシやイソギンチャクなど、多様な生き物を観察しました。


 スノーケルは初めての子どもたちも多く、ちょっとドキドキ!


 ウェットスーツを着れば浮くことを確認。これで安心!


 いよいよマスクとフィンをつけて泳ぐ練習!


 磯に出て、魚やイソギンチャク、ウミウシなどを観察
8月17日(木・夜)~22日(火)・9月15日(金・夜)~18日(月・祝)  連続キッズ・ワークショップ
第4回「イルカの海と巨樹の森で遊ぼう!~野生イルカの棲む島“御蔵島”ステイプログラム」
実施場所:伊豆諸島御蔵島
器材協力:AQA鬼怒川商事
講師:小木万布・広瀬元・大森航平・広瀬節良
ファシリテーター:人見道夫(ネイチャーガイド風の道)

第1弾:キッズキャンプ&ファミリーステイ(8月)
伊豆諸島御蔵島は、周辺に170頭余りの野生イルカが生息し、人間が水中で野生イルカを観察できる世界的に見ても貴重な島です。巨樹も多く、森には天然記念物のオオミズナギドリも生息しています。
この“野生イルカが周辺に生息する島”の自然を味わうことで、野生生物の生息環境、そして人間の暮らしとの関わりを学ぶことを目的としています。
子どもはキャンプをしながら、また家族は民宿に泊まり、親子が別々に同じ貴重な自然体験をすることで、同じ感動を親子それぞれのペースでじっくりと味わい、共通の話題を持って帰りました。
第2弾:親子ステイ(9月)
上記内容のプログラムを、親子一緒に体験したい家族向けのプログラム(民宿親子同宿)


 周囲に170頭以上のイルカが生息する御蔵島


 巨樹の多いことでも有名な島は探検気分いっぱい

 キャンプサイトで自炊生活

 イルカの海でスノーケリング

 魚釣りにも挑戦!


  森の散策途中で、沢で水をくんでひと休み

 
 古民家に泊まって、昔の村の生活も体験

 島の方に案内で、村の中を散策

 食事に使う野菜を収穫


 ボートに乗ってドルフィン・ウォッチングへ!(ファミリーステイ)

 
 森では、オオミズナギドリの巣を見たり、巨樹の中に入ったり・・・・

 島の研究者と一緒に記念撮影!(9月)
9月30日(土) 連続キッズ・ワークショップ
第5回「イルカと海の仲間たち~海の生物の多様さを学ぶ」
会場:なぎさの体験学習館および新江ノ島水族館
ファシリテーター:渡辺未知

イルカの海の仲間(アザラシ、カメ、サメ、オットセイ、ペンギンなどの大型海生生物中心)と、イルカとの相違点をみつけるところから、それぞれの生物の持つ特徴を細部に渡って観察。
イルカの生息する海の自然の多様性を学びました。イルカからより広い海洋生物へと関心を引き出すとともに、生物学的な学びの楽しさを伝えました。

 カメにも爪があることを発見!

 ペンギンとオットセイは泳ぎ方が一緒

 
 イルカの赤ちゃんの舌にはミルクが飲みやすい仕組みがありました

 
 いろいろな生物の違いを新聞にまとめて発表!
10月14日(土) 連続キッズ・ワークショップ
第6回 ビーチコーミング「江ノ島の海もイルカの海につながっているんだね!
                     ~海辺から見える、イルカの海、山とのつながり」
会場:なぎさの体験学習館および新江ノ島水族館、江ノ島西海岸
講師:大嶽 隆(環境教育事務所ネイチャーズ・アイ)
協力:JEAN/クリーンアップ全国事務局

神奈川県湘南海岸でも、山から川を下って流れ着いた木の実や、鯨類の骨、異国から流れ着いた容器などが見られます。それら漂着物を通して身近な浜辺が御蔵島はもちろん、イルカやクジラが暮らす世界の海、地球規模の大自然とつながっていること、さらに自分たちの暮らしともつながっていることを伝え、海洋生物への共感に基づいた環境保全意識の形成を図りました。


 
 ビーチをには不思議なものがいっぱい。思い思いに波打ちぎわを散策しました

 


 貝の卵、小さなカニなどに混ざって、小さなプラスチックの玉も発見
 人間が出したゴミを生物が食べてしまうのが心配






 江ノ島の沖にイルカがやってくることも。
 海洋生物を身近に感じました。
 人間が出した漂着ゴミが海洋生物に与える
 影響をパネルで見て、自分たちの生活の仕方を
 振り返りました。